毎年恒例、夏休みの終わりと言うと、 boyの通うピアノ教室の発表会がある。 今年は8月28日。 ついていないことに、boyは学校のクラブ活動の合宿で、23日から27日まで家をはなれるから、練習できない。 普通なら信じられない。 どんなに練習が行き届いていようが、 発表会の前日まで5日間もピアノを触らないなんて。 そして今年のboyの場合、 練習が行き届いているなんてのは、お世辞にも言えない状況で…。 とにかく7月の頭まで、譜読みすら出来ていなかったのだ 夏休みに入ってから本人に確認。 『出なくてもいいよ、どうする?でも出るからにはかなり厳しいよ、間に合わない。』 うーんと考えたboyは自ら結論を出した。 『やるよ。絶対頑張る。』 そうと決まれば、あとはがむしゃらに頑張るだけ。必死におしりを叩き、 うちでは一日に2チャンス作って猛練習。 旅行先では、地元のヤマハスタジオを借りて練習を重ねた。 それでも…。 休みに入って10日くらいたった時だっただろうか、 見ている私が、やはりもう無理だと思った瞬間があった。 間に合わない。 とにかく指がまったく動かないのだ。 日々の忙しさに流されて、練習をサボってきたことのつけ…。 もはやboyの指は、ピアノを日常的に弾いている人の指ではない。 実は私もピアノを弾く。 日々、指を動かし続けることがどんなに大切なことかは、身にしみて分かっている。 続きをみる
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