わが家にひゅうまがやってきてからというもの こどもがうちに来ると大騒ぎだ。 まず、必ず興奮したように走り寄ってきて 『可愛い~』 っと甲高い声をあげるものだから ひゅうまは必ずびっくりしてしまう。 サークルの中の みんなから一番遠いカドッコに張り付いて 鼻をヒクヒクさせながら震えている。 こどもならではの、避け難いトーンってあるもんだ。 しばらくすると仔犬のことはようやく忘れて、 こども達はゲームに熱中。 あっという間に飽きるところも 実にこどもらしい。 こどもたちのゲーム中は、 ひゅうまにとってつかの間、ホット出来る時間なんだろう… 体を伸ばして横たわり それでもこどもたちのあげる歓声には 常に注意を払っているあたり…やっぱ警戒心が解けてない証拠。 しばらくして、 友達のうち一人がちらりとひゅうまに目をやり、言った。 『犬、どうやって買ってもらったの?』 boyが答えた。 『買ってもらえるまで大変だったんだよ。 漢字に計算、音読、ピアノ…ぜーんぶ約束守ったから買ってもらえたんだ。』 ちょっぴり得意げ。 うん、でも確かに頑張続きをみる
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